Exnessのレバレッジ取引を活用することで、通常の海外FXブローカーよりも少額で利益を狙うことができます。
この記事では、Exnessのレバレッジの特徴、無制限レバレッジの対象銘柄や利用条件、さらに口座残高や取引銘柄による制限などを徹底解説します。
また、最大レバレッジの変更方法や必要証拠金の計算方法、取引リスクや注意点についても紹介しますので、レバレッジ取引する前に確認しましょう。
目次
Exnessのレバレッジ
レバレッジは、自身の資金よりも大きな取引を行うことを可能にする仕組みで、利益を増大させるチャンスを提供しますが、同時にリスクも増大することがあります。
Exnessでは、最大レバレッジが1:2000と非常に高いことで知られており、トレーダーに大きな取引機会を提供しています。
しかし、最大レバレッジは口座残高や取引銘柄、取引時間などによって制限されることがあります。
また、Exnessは無制限レバレッジも提供しており、一部の銘柄については無制限のレバレッジを利用して大きな利益を出すことも可能です。
Exnessのレバレッジ無制限とは
無制限レバレッジの対象銘柄
Exnessの無制限レバレッジは、特定の銘柄に対して利用可能です。対象となる銘柄は以下の通りです。
・メジャー通貨:主要な通貨ペア(例:USD/JPY、EUR/USD)が無制限レバレッジの対象です。これらは世界中で取引量が多く、流動性が高いため、リスクが比較的低いとされています。
・マイナー通貨:メジャー通貨に次ぐ取引量の通貨ペア(例:AUD/NZD、GBP/CAD)も無制限レバレッジの対象となります。ただし、エキゾチック通貨ペアは対象外です。
・貴金属CFD:金(XAU)と銀(XAG)を対象とした貴金属CFDが無制限レバレッジの対象です。
これらの銘柄を対象に、Exnessでは無制限レバレッジを提供し、トレーダーに大きな取引機会を提供しています。
無制限レバレッジの利用条件
Exnessの無制限レバレッジを利用するためには、以下の条件を満たす必要があります。
1.有効証拠金がUSD 1,000未満
無制限レバレッジを利用するには、トレーダーの口座にある有効証拠金がUSD 1,000未満である必要があります。
これは、無制限レバレッジが主に小口投資家に対して提供されることを意味します。
2.最低10のポジション(指値注文を除く)と5ロット(または500セントロット)の取引
無制限レバレッジを利用するためには、トレーダーは最低10のポジション(指値注文を除く)と5ロット(または500セントロット)の取引を行う必要があります。
これは、トレーダーが一定の取引経験を持っていることを確認するための条件です。
これらの条件を満たすことで、Exnessの無制限レバレッジを利用して、より大きな取引機会を享受することができます。
ただし、無制限レバレッジを利用する際には、リスク管理に十分注意して取引を行うことが重要です。
Exnessのレバレッジ制限および規制について
口座残高による制限
Exnessでは、口座残高(有効証拠金)に応じて利用可能な最大レバレッジが変わります。
以下に、有効証拠金と利用可能な最大レバレッジの関係を示します。
1.USD 0~999.99:対象銘柄の場合、無制限レバレッジを利用できます。それ以外の場合、最大1:2000のレバレッジが利用可能です。
2.USD 1,000~4,999.99:この範囲の有効証拠金では、最大1:2000のレバレッジが利用できます。
3.USD 5,000~29,999.99:有効証拠金がこの範囲の場合、最大1:1000のレバレッジが利用可能となります。
4.USD 30,000以上:有効証拠金が30,000USD以上の場合、最大1:500のレバレッジが利用できます。
口座残高が増えるにつれて、利用可能な最大レバレッジが低くなることで、リスクを管理しやすくなることが狙いです。
トレーダーは、自身の資金状況に応じて適切なレバレッジを選択し、リスク管理に注意しながら取引を行いましょう。
取引銘柄による制限
Exnessでは、取引銘柄によって利用可能な最大レバレッジが異なります。
以下に、主要な取引銘柄ごとのレバレッジ制限を示します。
1.エキゾチック通貨ペア:通常の取引量が少なく、リスクが高いとされるエキゾチック通貨ペアの場合、最大レバレッジは200倍に制限されます。
2.仮想通貨:ビットコインなどの仮想通貨取引では、最大レバレッジは400倍となります。
3.エネルギー:原油やガスなどのエネルギー関連商品の取引では、最大レバレッジは50倍に制限されています。
4.株式:個別株式の取引の場合、最大レバレッジは20倍となります。
5.インデックス(指数):株式市場の指数(例:ダウ・ジョーンズ、日経225)を対象とした取引では、最大レバレッジは400倍です。
これらの制限は、各銘柄のリスクや市場の流動性に応じて設定されており、トレーダーは自身のリスク許容度や投資戦略に応じて適切なレバレッジを選択することが重要です。
取引時間による制限
Exnessでは、取引時間によっても利用可能な最大レバレッジが制限される場合があります。
主に以下の時間帯で、最大レバレッジが200倍に制限されます。
1.月曜日6:00〜8:00:週明けの取引開始直後は、市場の流動性が低く、為替レートの変動が大きいことがあります。そのため、この時間帯では最大レバレッジが200倍に制限されています。
2.土曜日3:00〜6:00:週末の取引終了直前も、市場の流動性が低下し、為替レートの変動が大きくなる可能性があるため、この時間帯でも最大レバレッジは200倍に制限されます。
これらのレバレッジ制限は、市場の流動性が低い時間帯におけるリスクを管理するために設定されています。
経済指標による制限
Exnessでは、経済指標の発表によっても利用可能な最大レバレッジが制限されることがあります。
具体的には、以下の時間帯で最大レバレッジが200倍に制限されます。
1.ニュース発表の15分前と5分後:経済指標の発表は、市場の為替レートに大きな影響を与えることがあります。そのため、発表の15分前から5分後までの間、最大レバレッジが200倍に制限されています。
これらの制限は、経済指標発表に伴う市場の急激な変動や流動性の低下によるリスクを管理するために設定されています。
Exnessの最大レバレッジを変更する方法
Exnessでは、最大レバレッジの変更が簡単に行えます。
以下に、最大レバレッジを変更する手順を示します。
1.Exnessパーソナルエリアにログイン:まず、Exnessのウェブサイトにアクセスし、パーソナルエリアにログインします。
2.取引口座の歯車アイコンをクリック:ログイン後、取引口座一覧から変更したい口座の歯車アイコンをクリックし、最大レバレッジの変更を選択します。
3.レバレッジを設定して確定:ドロップダウンメニューから希望するレバレッジを選択し、「最大レバレッジの設定」ボタンをクリックして確定します。
以上で、最大レバレッジの変更は完了です。
Exnessのレバレッジに応じた必要証拠金の計算方法
Exnessのレバレッジに応じた必要証拠金の計算方法は以下の通りです。
必要証拠金 = ロット × 契約サイズ ÷ レバレッジサイズ
例として、レバレッジ1:2000で2ロットのEURUSD取引を行う場合の必要証拠金を計算します。
ロット:2
契約サイズ:EUR 100,000(通常、1ロットあたり100,000通貨)
レバレッジサイズ:2000
必要証拠金 = 2 × 100,000 ÷ 2000
必要証拠金 = 200,000 ÷ 2000
必要証拠金 = 100
この場合、2ロットのEURUSD取引を行うために必要な証拠金は100ユーロとなります。
Exnessでレバレッジ取引する際のリスクと注意点
証拠金維持率
Exnessでレバレッジ取引を行う際、証拠金維持率(マージンレベル)はリスク管理の重要な指標となります。
証拠金維持率は、以下の式で計算されます。
証拠金維持率(%) = (有効証拠金※1 ÷ 必要証拠金※2) × 100
レバレッジ取引では、市場の変動によってポジションの評価損益が大きく変動することがあります。
証拠金維持率が低くなると、強制ロスカット(自動決済)のリスクが高まりまるので注意しましょう。
なお、一般的な海外FXブローカーは証拠金維持率が20%〜100%の間になると強制ロスカットされるので、ポジションを多く保有できないデメリットがあります。
一方、Exnessでは証拠金維持率が0%で強制ロスカットなので、よりポジションが維持しやすいメリットはあります。
※1 有効証拠金=口座資金+含み損益
※2 必要証拠金=通貨単位 × 現在のレート ÷ レバレッジ
徹底したリスク管理
Exnessでレバレッジ取引を行う際、徹底したリスク管理が重要です。
以下に、リスク管理のポイントをいくつか紹介します。
1.ストップロス注文の利用:ポジションに対して適切なストップロス注文を設定し、損失を限定することが重要です。
2.ポジションサイズの調整:取引金額を適切にコントロールし、一度に多くのリスクを負わないようにしましょう。
3.情報収集:市場動向や経済指標の発表スケジュールを把握し、予期せぬリスクに備えることが重要です。
徹底したリスク管理を行い、安全で効果的なレバレッジ取引を実践しましょう。
Exnessのレバレッジ徹底解説!規制や制限、リスク対策まで