XMのゼロカットはいつ?リセットされる条件・タイミングを徹底解説!

XMのゼロカットはいつ?リセットされる条件・タイミングを徹底解説!

大手海外FXブローカーのXMTRADING(エックスエム)では、トレーダーを保護するゼロカットシステムが提供されています。

このゼロカットシステムを理解しておくことは、海外FXで取引する上で非常に重要な事項のひとつといえます。

この記事では、XM(エックスエム)が提供しているゼロカットシステムに関する基礎知識を解説します。

メリットやデメリット、失効されるタイミングや適用されない場合の対処法などを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:XMTRADING公式ウェブサイト

XM(エックスエム)のゼロカットシステムについて

マイナス残高リセット(NBP)とは

XMで提供されているゼロカットシステムは、別名「ネガティブ・バランス・プロテクション(Negative Balance Protection、NBP)」とも呼ばれており、差金決済取引(CFD)や外国為替取引(Forex)において、トレーダーの口座がマイナスになるのを防ぐための保護機能です。

ゼロカットシステムは、市場で極端な変動が発生し、トレーダーが証拠金を超える損失を被る可能性がある場合に重要な機能です。

具体的には、急な市場変動でロスカットが機能しない場合、トレーダーの口座残高がマイナスになってもゼロにリセットされるため、追加の支払いを求められることはありません。

言い換えれば、この機能があることでトレーダーは証拠金以上の損失を被るリスクがないということです。

そのため、NBPは特に個々の小規模投資家や取引初心者にとって有益であり、市場の極端な動きによる大きな損失のリスクから保護するための重要なツールとなります。

海外FX業者のゼロカットシステムとは?メリットとデメリットを徹底解説

XMのゼロカットシステムが魅力的な理由

追加資金が不要(追証無し)

ゼロカットシステムの魅力的な要素の一つは、追加資金が不要、つまり追証がないという点です。

国内FXでは、ロスカットが機能しない場合に証拠金がマイナスになった場合、追証の支払い義務が生じます。

これはトレーダーにとって大きなリスクと言えるでしょう。

一方、XMの場合はゼロカットシステムがあるので、上記のような場合でも、初めに投じた資金(証拠金)以上の損失は発生しません。

追証のリスクがないということは、トレーダーにとって非常に魅力的なことの一つでしょう。

口座単位のリスク管理が可能

ゼロカットシステムのもう一つの大きな魅力は、それが口座単位でのリスク管理を可能にするという点です。

ゼロカットシステムがあることで、口座内の証拠金額が最大のリスクとして管理することができます。

最悪の場合でも口座内の証拠金以上の損失が発生しないため、全体としてのリスクを限定させることが可能です。

資金管理とリスク管理を口座単位でできることは、初心者トレーダーにとっても管理しやすいといえます。

精神的に安心してトレードできる

ゼロカットシステムのもう一つの大きな魅力は、トレーダーが安心して取引を行えるという点です。

FXにおけるトレードというのは、時には大きなストレスを伴うものです。

特に市場が急激に動くと、投資家は自身の投じた資金以上の損失が発生する可能性に直面します。

これはトレーダーの精神的な負担を大きく増加させるため、良い取引判断を妨げる可能性があります。

しかし、ゼロカットシステムがある場合、証拠金以上の損失が発生するリスクはなく、市場の動きによる損失が証拠金を超えることはありません。

これによりトレーダーは精神的に安心して、市場の変動に対する反応や長期的な投資戦略に集中することができます。

XMでゼロカットを活用する際のデメリット

XMでは、そのゼロカットシステムを悪用するための「両建て取引」が禁止されています。

特に複数の口座を開設し、これらの口座間で相反する取引を行うことがこれに該当します。

例えば、トレーダーが一つの口座で売りポジションを持ち、同時に別の口座で買いポジションを持つという状況がこれに当たります。

一見すると、これはリスクヘッジの一環に見えるかもしれませんが、実際にはゼロカットシステムを悪用する試みとみなされます。

なぜなら、片方の口座で大損が発生した場合、その損失はゼロカットシステムにより補填され、同時に他方の口座では大きな利益が得られる可能性があるからです。

これは事実上、リスクなしに利益を得る方法となり、不公平な取引環境を生むため、XMを含む多くのブローカーはこれを禁止しています。

XMのゼロカットいつ?リセットされる条件・タイミングについて

XMのゼロカットシステムは、全ての口座タイプに適用されるため、特別な条件無しで口座残高がマイナスになった場合に自動的に機能します。

ゼロカットシステムは取引の具体的な状況や市場の状態によりますが、通常即日(数時間)から3日以内にリセットされます。

このマイナス残高リセットの過程は、トレーダー側で特別な手続きを行う必要はありません。

そのため、口座残高がマイナス表示されている場合は、ゼロカットが動作するまで放置しておきましょう。

XMでゼロカットがされない場合の対処法

追加入金を入れる

XMのゼロカットシステムが作動せず、口座残高がマイナスのままの場合、トレーダーは追加入金を行うことで対処することができます。

この方法は、リセットのタイミングを自身で早めるためのもので、追加の資金を口座に入れることで口座を即座に回復させることが可能です。

なお、追加で入金した分がマイナス残高を補填することはありません。

例えば、100ドルのマイナス残高があり、その後に200ドルを入金した場合、新たな口座残高は200ドルとなります。

マイナス残高はXMのゼロカットシステムによって補填され、追加入金分はそのまま新たな取引のための証拠金として利用することができます。

資金移動を行う

ゼロカットシステムのリセットタイミングを自身で早めたい場合、別の口座から資金移動を行うこともできます。

口座間による資金移動は、XMのユーザーダッシュボードから簡単に行うことができます。

これにより即座にマイナスの口座に資金を追加し、マイナス残高を回復させることができます。

なお、追加資金の入金と同様に、資金移動を行った資金でマイナス残高を補填することはありません。

マイナス残高はXMのゼロカットシステムによって補填され、移動した資金は新たな取引のための証拠金として利用されます。

XMPをクレジット変換する

XMでは、XMPというロイヤルティポイントをクレジット変換し、それを口座の証拠金として利用することが可能です。

これはゼロカットシステムがまだ作動していない場合や、リセットのタイミングを自身で早めたい場合の一つの対処法として有効です。

具体的には、XMのダッシュボードから、自身が獲得したXMPをクレジット変換し、それを口座に追加することができます。

これにより、即座にマイナス残高を回復させることができます。

マイナス残高はXMのゼロカットシステムによって補填され、クレジット変換した資金は新たな取引のための証拠金として利用できます。


参考:XMTRADING公式ウェブサイト

海外FX部 編集チーム

海外FX部は、トレードの基礎知識や海外FX業者情報などをまとめているウェブメディアです。海外FX部編集チームは実際にトレードを行っている経験者によって構成されており、信頼性の高い情報をお届けしています。

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