海外FXにおいては、両建て取引が禁止されているブローカーが多い傾向にあります。
そこでこの記事では、Exness（エクスネス）の両建て取引におけるルールや制限、注意点などを網羅的に解説します。
目次
Exness（エクスネス）の両建て取引とは
Exness（エクスネス）で行う両建て取引とは、同じ通貨ペアに対して買い（ロング）と売り（ショート）の両方のポジションを同時に持つ取引方法のことです。
両建て取引の目的は、相場の変動リスクをヘッジ（リスク回避）したり、短期的な相場の変動を利用して利益を上げることです。
ただし、両建て取引は取引コストが通常の取引よりも高くなる傾向があるほか、両方のポジションに対して損益を管理する必要があるためリスク管理が重要となります。
為替相場が大きく動いた場合、利益を上げるポジションがある一方で、損失を抱えるポジションも同時に存在します。
したがって、両建て取引を行う際には、適切なリスク管理やストップロス設定、利益確定のタイミングを見極めることが重要です。
Exnessの両建てルール・制限について
海外FX業者に多い両建てルールとは
海外FX業者において、両建て取引に関するルールや制限は、業者によって異なります。
以下に、海外FX業者に多い両建てルールについて2つの典型的なケースを解説します。
1．そもそも両建て取引を禁止しているケース
一部の海外FX業者では、両建て取引そのものが禁止されています。
これは両建て取引が通常の取引よりもリスクやコストが高く、顧客の資産を保護する目的で制限が設けられていることが一因です。
また、業者側も取引のリスクを最小限に抑えるために、両建て取引の禁止を選択することがあります。
このような業者では、顧客は両建て取引を行うことができないので、通常の買い（ロング）または売り（ショート）の一方向の取引のみが許可されています。
2．同一口座内のみ両建てを容認しているケース
一部の海外FX業者では、同一口座内での両建て取引を許可している場合があります。
これは同じ通貨ペアに対して買いと売りのポジションを同時に持つことができるということです。
ただし、複数の口座を利用して両建て取引を行うことは認められていないことが一般的です。
これは複数の口座を使って、トレーダーがリスクを回避しすぎることを防ぐ目的があるためです。
いずれのケースでも、取引を行う前に自分が利用するFX業者の両建て取引に関するルールや制限を理解し、適切なリスク管理を行うことが重要です。
Exnessは両建て取引に関する制限がない
Exnessは、多くの海外FX業者と異なり、両建て取引に関する制限がないことで知られています。
これは、Exnessの顧客が同じ通貨ペアに対して同時に買い（ロング）と売り（ショート）のポジションを持つことができるということを意味しています。
また、Exnessでは同一口座内での両建て取引はもちろん、複数口座を利用した両建て取引も許可されています。
このような柔軟なルールによって、Exnessで両建て取引を活用してリスクヘッジを行ったり、短期的な相場変動を利用して利益を上げる戦略を立てやすくなります。
Exnessで両建て取引するメリット
ロスカット水準が0％と非常に低い
Exnessで両建て取引を行う際のメリットの一つに、ロスカット水準が0％と非常に低いことが挙げられます。
ロスカット水準とは、証拠金維持率が一定の水準を下回った際に、自動的にポジションが決済される仕組みのことです。
この水準が低いほど相場の変動に対してより柔軟に対応できるため、リスクを抑えることができます。
Exnessでは、ロスカット水準が0％と設定されており、これは他のFX業者に比べて非常に低い水準です。
このロスカット水準の低さは、両建て取引を行う際にポジションの損失が証拠金維持率を大幅に下回るリスクを軽減させるので、より安定した取引を行うことができるというメリットをもたらします。
少額でも無制限レバレッジで利益を出せる
Exnessで両建て取引を行う際のもう一つのメリットは、少額の投資でも無制限レバレッジを利用して利益を出すことができる点です。
レバレッジとは、証拠金（自己資金）に対して何倍の取引ができるかを示す倍率で、高いレバレッジを利用することで少ない資金でも大きな取引が可能になります。
Exnessでは、一部のアカウントタイプで無制限レバレッジが提供されているため、少額の資金でも大きな取引を行い利益を上げることができます。
ただし、無制限レバレッジを利用する際には、リスクも大きくなることを十分に理解して適切なリスク管理を行うことが重要です。
スワップフリー銘柄なら含み益を確保しやすい
Exnessで両建て取引を行う際のもう一つのメリットは、スワップフリー銘柄を利用することで含み益を確保しやすくなる点です。
スワップフリー銘柄とは、通常FX取引で発生するスワップ（金利差による負担や収益）が発生しない通貨ペアのことを指します。
これにより、長期間ポジションを持ち続けてもスワップコストが発生せず、含み益の確保がしやすくなります。
Exnessでは一部のスワップフリー銘柄が提供されているので、これを利用することで、両建て取引の際にスワップコストを気にせずにポジションを維持することができます。
スワップポイントのアービトラージも可能
Exnessで両建て取引を行う際のメリットの一つに、スワップポイントのアービトラージも可能であることが挙げられます。
アービトラージとは、異なる市場間の価格差を利用して、リスクなしに利益を上げる取引手法を指します。
通常の海外FXブローカーでは禁止されている取引手法ですが、Exnessでは異なる通貨ペアにおけるスワップポイントの差を利用して、アービトラージすることが可能です。
これにより、金利差を利益として確保することができるメリットがあります。
Exnessで両建て取引する際の注意点
通常よりもコストが倍かかる
Exnessで両建て取引を行う際の注意点の一つに、通常の取引と比べてコストが倍かかることが挙げられます。
両建て取引を利用することで、相場の変動を活用して利益を上げることができますが、取引コストも通常の取引と比べて高くなることがあります。
具体的には、両建て取引では、両方のポジションに対してスプレッド（売買価格の差）が発生します。
これにより、通常の取引と比べて取引コストが2倍になることがあります。
また、スワップ（金利差による負担や収益）が発生する通貨ペアの場合、両建て取引を行うことでスワップコストも増加することがあります。
したがって、Exnessで両建て取引を行う際には、取引コストが増加することを考慮し、適切なリスク管理や損益管理を行うことが重要というわけです。
ロスカットのリスクが上がる
Exnessで両建て取引を行う際の注意点として、ロスカットのリスクが上がることが挙げられます。
ロスカットとは、証拠金維持率が所定の水準以下になった場合、強制的にポジションが決済されることを指します。
両建て取引では両方のポジションが同時に損益が発生するため、ロスカットのリスクが高まることがあります。
相場が大きく動くと、一方のポジションで大きな損失が発生し、証拠金維持率が低下しロスカット水準に達してしまうリスクが高まります。
また、両建て取引では取引コストが通常の取引と比べて高くなることがあるため、利益が上がるのに対して損失も大きくなる可能性があります。
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Exnessで両建て取引する方法について
同一口座の両建て取引
Exnessで両建て取引を行う方法の一つとして、同一口座の両建て取引があります。
例えば、同じ取引口座内で同じ通貨ペアの買い（ロング）ポジションと売り（ショート）ポジションを同時に持つことで両建て取引が成立します。
同一口座の両建て取引のメリットとして、口座管理が容易であることが挙げられます。
また、Exnessでは両建て取引に対する制限がないため、自由に取引戦略（決済・損切り）を選択できます。
複数口座の両建て取引
Exnessで両建て取引を行う方法のもう一つは、複数口座を利用した両建て取引です。
Exness内で複数の取引口座を持つか、別のFXブローカーの口座を利用して、両建てポジションを持つ方法です。
Exnessで複数口座を利用する場合、異なる口座間で同じ通貨ペアの買い（ロング）ポジションと売り（ショート）ポジションを開くことができます。
これにより、各口座ごとに異なる取引戦略を実行することができるので、リスク管理や資産運用が容易になります。
別のFXブローカーの口座を利用するケースでは、Exnessとは異なる特徴やサービスを提供するブローカーで取引を行うことができます。
ただし、別のブローカーを利用する際には、両建てが禁止されていないことを確認することが重要です。
両建てが禁止されているブローカーでは、この取引手法を利用することができません。
なお、複数口座の両建て取引では、口座間のリスク分散が可能であることがメリットですが、口座管理が煩雑になることがデメリットとなります。
Exnessで両建て取引を成功させるための完全ガイド